犬や猫を人間の年齢に置き換えると何歳?

犬や猫の年齢をヒトの年齢に置き換える計算方法は色々ありますが、ここでは広く一般的に使われている計算方法をご紹介します。
小型・中型犬の年齢計算式は 24+(ワンちゃんの年齢-2)×4
つまり最初の1年で人間でいう17歳、2年で24歳くらいまで成長します。

大型犬の場合の計算式は 12+(ワンちゃんの年齢-1)×7
こちらは最初の1年で人間でいう12歳、2年で19歳くらいに成長します。
小型・中型犬は生後6年で、大型犬の場合は生後4年半で、人間でいう40代に突入します。

毎年検査をしたとしても、小型・中型犬にとっては4年に一度、大型犬にとっては7年に一度の検査と同じです。病気の早期発見、早期治療のためにも最低1年に1度は血液検査などの定期健康検査を受けさせましょう。シニア犬については、人間ドックならぬ犬ドックをお勧めします。

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犬の混合ワクチンで予防できる病気 その1

犬ジステンパー

ワンちゃんの感染症の中でも、伝染力の強いもののひとつで、死亡率も高い感染症です。感染したワンちゃんと直接接触したり、鼻水、目ヤニ、唾液などの分泌物、排泄物との接触、または飛沫でも感染します。

症状としては、一定しない発熱、目やに、鼻水、くしゃみが出て元気・食欲がなくなり、次第に下痢や血便、肺炎を起こす場合があります。一部は、痙攣や震えなどの強い神経症状を起こす場合もあり、この場合後遺症が残ることもあります。

ワクチンを接種していないと子犬の死亡率は50%、神経症状が出たワンちゃんの死亡率は90%というデータがあります。

多頭飼育などの場合には、急速に感染が広がります。
効果的な治療法はないので、ワクチン接種で予防することが大切です。

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フィラリア予防薬の投与スケジュールの不思議

実は、フィラリア予防薬は駆虫薬です。

蚊に刺されてワンちゃんの体内に入り込んだフィラリア幼虫は、3~10日後にワンちゃんの皮膚の下、筋肉内で、脱皮して移行幼虫となります。予防薬は、この移行幼虫を駆虫することができます。

一般にフィラリア予防薬として使われている薬は、飲んだその日だけ、しかもこの移行幼虫に対して駆虫効果があり、翌日にはその効果は消えてしまうお薬です。(一部の薬剤を除く)

移行幼虫である間に、ワンちゃんに薬を飲ませて駆虫しないと、移行幼虫は50~70日後にさらに脱皮して大きくなり、駆虫薬が十分に効かない状態に成長、静脈内に入り込み、肺や心臓に寄生してしまいます。

月に一度の投薬で、前月に入り込んだフィラリア幼虫を、幼虫が大きくなる前、移行幼虫の間にまとめて駆虫するのがフィラリア予防です。

蚊が飛び始めてから1か月後から蚊がいなくなってから1か月後まで、毎月1回定期的に、飲ませ忘れることないよう、フィラリア予防薬を投与することがとても大切なのです。

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フィラリア予防の薬を飲ませる前に動物病院で検査を

そろそろ蚊の出る時期だからフィラリア予防薬をネット通販で買って飲ませよう…なんて、安易な考えでスタートしてはいけません。
予防薬を飲ませる前に、まずは、あなたの愛犬の身体にフィラリアがいない事を確認しましょう。
確認と言っても、動物病院でごく少量の採血だけ、10分程度で陰性か陽性かわかります。

お薬の飲ませ忘れや、知らぬ間にワンちゃんが薬を吐き出していたりなどで、飼い主さんが気づかないうちにワンちゃんがフィラリア症に既に感染している場合もあります。
フィラリア症に感染している仔にいきなり薬を投与してしまうと、体内にいたフィラリアの幼虫が急激に死んで毛細血管に詰まったり、アナフィラキシーショックが起こったり、命を落とす可能性があります。

愛するワンちゃんのフィラリア予防はとても大切なこと。だからこそ、動物病院に行くというひと手間を省かないで、予防薬の投与前に必ずフィラリア検査を受けましょう。

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犬の混合ワクチン接種とは

ワクチンには大きく分けて2種類があります。

生きたウィルスや細菌を弱毒化させた生ワクチン、またはウィルスや細菌の感染性を失わせたり、一部を使って作った不活化ワクチンです。

このワクチンを体に入れることで、体内に抗体を作り、以後感染症にかかりにくくするのがワクチン接種の目的です。

現在、ワクチンで予防できる病気は、感染力が強く、とても一般的な病気であり、中には重症化すると致命的なものや死亡率の高いものがあります。

混合ワクチンの接種は、狂犬病予防接種のように法律では義務付けられてはいませんが、混合ワクチン接種によってあらかじめ免疫をつけておくことで、実際に感染したときに発症、もしくは重症化を防ぐことができます。

ワンちゃんの病気の予防のために、獣医師と相談して混合ワクチンを接種しましょう。

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